延岡工業高に音響機器一式を寄贈
◆宮銀Withで社会貢献
構造物の非破壊検査を手掛ける全日本検査技術(本社・延岡市大武町、河野昭三代表取締役)は令和元年11月26日、企業の社会貢献活動を応援する宮崎銀行の「みやぎんCSR型私募債(愛称・With)」を活用し、延岡工業高校(同市緑ケ丘、安楽耕三校長)に音響機器一式(アンプスピーカーセット1台、ワイヤレスマイク1台、マイクスタンド2本、HDMIケーブル1本)を寄贈した。
同社では現在、同校の卒業生6人が働いている。贈呈式は同校であり、河野代表取締役は「将来の仕事として構造物の非破壊検査にもぜひ興味を持ってもらいたい」と話し、安楽校長に目録を手渡した。
私募債は一定の財務水準を満たした優良企業が、直接金融による資金調達を目的に発行する社債。無担保・無保証人で、長期固定金利による安定した資金調達が可能になるなどのメリットがある。
同銀行は昨年7月から、私募債発行の際に発行企業から受け取る引受手数料を優遇し、その優遇分を原資に、希望する団体などに金銭や物品を寄贈するサービス付きの商品Withの取り扱いを開始した。これまでに宮崎、鹿児島両県で約100社がWithを活用しているという。
贈呈式には同銀行恒富支店の中原孝博支店長らも同席した。
写真:(右から)宮崎銀行恒富支店の中原支店長、全日本検査技術の河野代表取締役、延岡工業高校の安楽校長(提供写真) ※夕刊デイリーHPより転載